
最近話題の「ComfyUI API ノード」ってなんですか?

「ComfyUI API ノード」とは、
外部のツールを呼び出して使うことができるノードだよ!

外部のツールを呼び出す?なんですかそれ
ComfyUI API ノード とは
ComfyUI API ノードとは、外部の有料サービスのツールを呼び出すことができるノードです。
例えば、「動画生成サービスのRunway」を「ComfyUIのワークフロー」で使うことができます。
ComfyUI は、2025年5月6日にAPIノードを導入しました。
これにより、ローカル環境では扱えない高性能モデルを、簡単に呼び出すことが可能になりました。
ComfyUI API ノードの仕組み
- ComfyUI そのものは、無料で使えるオープンソースのソフト
- APIノードを使って、外部のサービスを呼び出す時は、利用料金が発生する
- ComfyUI クレジットを購入して、APIノードを使うと消費される
ComfyUI API ノードの対応モデル
言語生成
- OpenAI: o1, o1-pro, o3, gpt-4o, gpt-4.1, gpt-4.1-mini, gpt-4.1-nano
- Google: Gemini 2.5 Pro, Gemini 2.5 Flash
画像生成
- OpenAI: DALL·E 2, DALL·E 3, GPT-Image-1
- Black Forest Labs: Flux 1.1[pro] Ultra, Flux .1[pro], Flux .1 Kontext Pro, Flux .1 Kontext Max
- Stability AI: Stable Image Ultra, Stable Diffusion 3.5 Large, Image Upscale
- Ideogram: V3, V2, V1
- Luma: Photon
- Recraft: V3, V2 & Various Tools
動画生成
- Google: Veo2
- Runway: Gen-4 Turbo, Gen-3 Alpha Turbo
- Kling: 2.0, 1.6, 1.5 & Various Effects
- Luma: Ray2, Ray1.6
- PixVerse: V4 & Effects
- Pika: 2.2
- MiniMax: Text-to-Video, Image-to-Video
3D生成
- Tripo: v1-4, v2.0, v2.5
- Rodin: 3D Generation
ComfyUI API ノードのメリットとデメリット
ComfyUI API ノードのメリット
APIの利用が簡単にできる
従来であれば、APIを利用するときに、
提供されているサービスのAPIキーを取得して、
リクエストを組み立てたりするなどの手間がありました。
ですが、ComfyUIのAPIノードを使用することで、これらの手間を大幅に軽減できます。
ComfyUI のクレジットを購入して、ワークフローを実行するだけ!
複数のツールを組み合わせて使える
1つのワークフローで、複数のAPIノードを繋げることもできます!
例えば、「Flux.1」で画像生成して、その画像を「Tripo」で3Dにすることも可能です。
もちろん、APIノードとオープンソースのノードを組み合わせることもできます。
ComfyUI API ノードのデメリット
学習コストが高い
そもそも、ComfyUI は生成AIツールの中でトップクラスに難しいです。
初心者がワークフローをパッと見たら、何をやっているのか分からないと思います😭
ですが、慣れると複雑な処理を制御できるため、自由度が高いです。
そして、参入障壁が高いということは、専門性が高いという裏返しとも言えます。
従量課金制なのでコストが高くなることもある
ComfyUI API は「従量課金制」なので、使った分だけ支払う方式です。
有料サービスによっては、「API」のほうがコストが高くなることもあります。
有料サービスとAPIを比較して、「どちらがお得に使えるか」を検討したほうが良いです。
ちなみに、動画生成サービスの「Runway」では、APIのほうがお得に使えるという結論になりました。
ComfyUI API ノードの利用料金

ComfyUIの公式ページに、APIの利用料金が掲載されています。
ComfyUI のクレジットは、プリペイド方式を採用しているので、
「自動更新・追加請求」は無いとのことです。
ComfyUI API ノードの始め方
ここでは、ComfyUI API の始め方を説明します。
ComfyUI クレジットを購入する
1. ComfyUI にログインする
- ComfyUI を起動して、画面の左下にある「Settings」のボタンをクリックする
- 「User」のタブを選ぶ
- 「Sign in / Sign Up」をクリックしてログインする



2. ComfyUI クレジットを購入する
- ComfyUI を起動して、画面の左下にある「Settings」のボタンをクリックする
- 「Credit」のタブを選ぶ
- 「Purchase Credits」をクリックする
- クレジットを購入する




ComfyUI API ノードの使い方
ここでは、ComfyUI API の使い方を説明します。
- ComfyUI を起動して、画面の左上にある「Workflow」のタブをクリックする
- 「Browse Templates」を選ぶ
- 「API」のタブをクリックする
- ワークフローを選択する
- ワークフローを実行する





サービスとAPIの料金を比較してみた
「有料サービスに契約した場合」と「ComfyUIのAPIノードを使用した場合」を比較してみました。
今回は、有料サービスの「Runway」で比較をしていきます。
【結論】RunwayだとAPIのほうがお得だった件
結論から言いますと、有料サービスの「Runway」であれば、APIを使ったほうがお得になりました!どのぐらいお得なのかと言うと、差額が2倍以上でした😱
- 「Runwayのサービス」を利用すると、5秒の動画の単価が「88円」
- 「RunwayのAPI」を利用すると、5秒の動画の単価が「37円」
今回は、Runwayの最新モデルである「Gen4-Turbo」を使用すると仮定して計算していきます。
計算が間違っていたら、ごめんなさい🙇
【比較】「Runwayのサービス」と「RunwayのAPI」の比較してみた
Runway サービス の料金
まずは、Runwayのサービスから見ていきましょう!

プラン | 料金 | 獲得クレジット |
---|---|---|
Standard | 15$ | 625クレジット |
モデル | 消費クレジット |
---|---|
Runway Gen-4 Turbo | 5秒の動画で、25クレジットを消費 |
獲得クレジットが「625」で、消費クレジットが「25」なので、
「625 ÷ 25 = 25」となり、5秒の動画を25個作れます!
スタンダードプランの料金が「15$(約2200円)」で、25個の動画を作れるので、
「2200 ÷ 25 = 88」となり、5秒の動画の単価は88円です!
Runway API の料金
次に、Runway の API を見ていきましょう!

モデル | 料金 |
---|---|
Runway Gen-4 Turbo | 1秒の動画で、0.05$ |
1秒の動画で「0.05$」であれば、5秒の動画で「0.25$」です。
「0.25$(約37円)」なので、5秒の動画の単価は37円です!
【検証】クレジットを購入して、ワークフローを動かしてみた
ComfyUI クレジットを「5$」購入して、
Runway Gen4-Turbo で5秒の動画を生成してみました。
「ComfyUI API」の「Runway」で動画生成
今回は、「Runway Gen4-Turbo」の「720P」で5秒の動画を生成しました。
動画の生成時間は、30秒ほどでした!👍️
ワークフローを実行した後のクレジット残高
ComfyUI クレジットを「5$」購入しました。
Runway Gen4-Turbo は、5秒で「0.25$」です。
「5$ – 0.25$ = 4.75$」なので、ちゃんと引かれてますね!

【感想】ComfyUI API の可能性は凄いかもしれない
ComfyUI API の機能が増える凄いことになるかも
現状では、ComfyUI API でできることは限られています。
ですが、今後もノードの機能が追加されるとのことです!😆
ComfyUI API ノードの機能が増えて、色んなことができるようになれば、
ComfyUI の時代が来るのでは🤔
ComfyUI API のノードでは、以下のようなことができます。
有料のサービスだと、上記の機能に加えて、以下のようなことができます。
ComfyUI API は、統合サービスの対抗になるかもしれない
最近は、統合サービスというものがありますよね。
「1つのサイトで、複数の外部ツールが使える」というサービスです。
統合サービスは、「色んなツールを試せる」という点がとても便利ですよね。
ただし、統合サイトで外部ツールを使おうとすると、コストが高くなりやすいのがネックですよね🤔
ComfyUI API では、提供されているサービスと同じ料金となっています。
なので、統合サービスよりも、コストを抑えて外部ツールを使うことができます。
現状でも、ComfyUI API の方が、外部サービスをお得に使えます。
このまま機能が増えてくると、統合サービスよりもComfyUIを選ぶ人が増えるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、ComfyUI API ノードについて解説しました。
ComfyUI API ノードを使えば、外部の有料サービスのツールを使うことが可能です。
「言語生成・画像生成・動画生成・3D生成」の色んなツールが、
ComfyUIだけで使えることになりました。
正直なところ、かなり驚いています😱
複数の外部ツールを「1つのワークフローで使える」となると、
オープンソースソフトの範疇を超えていると思います。
ComfyUIの進化は凄まじいものがありますね!👍️
この記事が、あなたのお役に立てればとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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