
最近は「Sora2」が流行ってるみたいですよ!

今回は「Sora2」について解説するね!
Sora2 とは
Sora 2とは、OpenAIが開発した最新の動画生成モデルです。
従来の動画制作は、撮影や編集に多くの時間や技術が必要でした。
しかし、Sora 2ならプロンプトを入力するだけで、AIが自動的に動画を生成してくれます。
初心者でも直感的に操作できる設計になっているため、特別なスキルはほとんど必要ありません。
例えば、旅行の写真を持っている場合、「夏の海で友達と遊ぶ様子」というプロンプトを入力するだけで、そのイメージに沿った短い動画を作ることができます。
つまり、Sora 2を使えば、特別な撮影機材や編集技術がなくても、あなたのアイデアをすぐに動画として形にすることができるのです。
Sora2 の特徴
1. リアルで自然な映像表現
Sora 2は、現実世界の動きを忠実に再現できます。
例えば、水の反射や光の影の動きまで自然に表現されるため、
生成AIが作った動画でも違和感が少なく、リアルな映像を楽しめます。
2. 高い操作性と柔軟性
Sora 2では、複数のシーンやショットを組み合わせた動画も作れます。
例えば、「海辺で友達が遊ぶ場面から、夕日を背景にしたカフェのシーンへ切り替える」といった指示が可能です。
また、映画風やアニメ風など好みに合わせたスタイルを簡単に指定できます。
3. 音声と効果音の自動同期
Sora2では、音声や音楽が自動で生成されます。
セリフやナレーションだけでなく、効果音なども動画に合わせて自動生成されるため、より臨場感のある映像作品に仕上がります。
Sora2 の始め方
- OpenAIのSora2のページにアクセスする
- 画面右上にある「Login」のボタンをクリックして「Sora」を選択する
- 「Enter invite code」を選択する
- 招待コードを入力して「Join New Sora」をクリックする




Sora2 の基本的な使い方
Sora2の使い方はとても簡単です。
text to video(テキストから動画)であれば、プロンプトを入力してアスペクト比を設定すれば生成できます。
image to video(画像から動画)であれば、画像をアップロードします。

カメオ機能について
プロンプトの入力欄をクリックすると顔の画像が出てきます。
こちらはカメオ機能といって、Sora2の動画に自分や友人を出演させることができる機能です。

例えば、サム・アルトマンの画像をクリックすることで、彼の動画を作ることができます。
また、一番左の「add cameo」から自分の顔を登録することができます。
登録するにはスマホのアプリをダウンロードして設定すれば使えるようになります。

Sora2のプロンプトの書き方
動画生成AIは英語が推奨されていましたが、
Sora2では日本語のプロンプトでも大丈夫です。
そのため、初心者の方でも使いやすくなっています。
また、Sora2は簡単なプロンプトでも、その言葉から映像を創造してくれるので、ザックリした言葉でもクオリティの高い映像を作ってくれます。
Sora2 のプロンプトガイド

「OpenAI」が「Sora2」のプロンプトガイドをついに公開しました!
ここでは、「公式のプロンプトテンプレート」と「公式のプロンプトの例」だけを簡単に紹介します。
公式のプロンプトテンプレート
[Prose scene description in plain language. Describe characters, costumes, scenery, weather and other details. Be as descriptive to generate a video that matches your vision.]
Cinematography:
Camera shot: [framing and angle, e.g. wide establishing shot, eye level]
Mood: [overall tone, e.g. cinematic and tense, playful and suspenseful, luxurious anticipation]
Actions:
– [Action 1: a clear, specific beat or gesture]
– [Action 2: another distinct beat within the clip]
– [Action 3: another action or dialogue line]
Dialogue:
[If the shot has dialogue, add short natural lines here or as part of the actions list. Keep them brief so they match the clip length.]
引用:https://cookbook.openai.com/examples/sora/sora2_prompting_guide
公式のプロンプトの例
Style: Hand-painted 2D/3D hybrid animation with soft brush textures, warm tungsten lighting, and a tactile, stop-motion feel. The aesthetic evokes mid-2000s storybook animation — cozy, imperfect, full of mechanical charm. Subtle watercolor wash and painterly textures; warm–cool balance in grade; filmic motion blur for animated realism.
Inside a cluttered workshop, shelves overflow with gears, bolts, and yellowing blueprints. At the center, a small round robot sits on a wooden bench, its dented body patched with mismatched plates and old paint layers. Its large glowing eyes flicker pale blue as it fiddles nervously with a humming light bulb. The air hums with quiet mechanical whirs, rain patters on the window, and the clock ticks steadily in the background.
Cinematography:
Camera: medium close-up, slow push-in with gentle parallax from hanging tools
Lens: 35 mm virtual lens; shallow depth of field to soften background clutter
Lighting: warm key from overhead practical; cool spill from window for contrast
Mood: gentle, whimsical, a touch of suspense
Actions:
– The robot taps the bulb; sparks crackle.
– It flinches, dropping the bulb, eyes widening.
– The bulb tumbles in slow motion; it catches it just in time.
– A puff of steam escapes its chest — relief and pride.
– Robot says quietly: “Almost lost it… but I got it!”
Background Sound:
Rain, ticking clock, soft mechanical hum, faint bulb sizzle.
引用:https://cookbook.openai.com/examples/sora/sora2_prompting_guide
Style: 1970s romantic drama, shot on 35 mm film with natural flares, soft focus, and warm halation. Slight gate weave and handheld micro-shake evoke vintage intimacy. Warm Kodak-inspired grade; light halation on bulbs; film grain and soft vignette for period authenticity.
At golden hour, a brick tenement rooftop transforms into a small stage. Laundry lines strung with white sheets sway in the wind, catching the last rays of sunlight. Strings of mismatched fairy bulbs hum faintly overhead. A young woman in a flowing red silk dress dances barefoot, curls glowing in the fading light. Her partner — sleeves rolled, suspenders loose — claps along, his smile wide and unguarded. Below, the city hums with car horns, subway tremors, and distant laughter.
Cinematography:
Camera: medium-wide shot, slow dolly-in from eye level
Lens: 40 mm spherical; shallow focus to isolate the couple from skyline
Lighting: golden natural key with tungsten bounce; edge from fairy bulbs
Mood: nostalgic, tender, cinematic
Actions:
– She spins; her dress flares, catching sunlight.
– Woman (laughing): “See? Even the city dances with us tonight.”
– He steps in, catches her hand, and dips her into shadow.
– Man (smiling): “Only because you lead.”
– Sheets drift across frame, briefly veiling the skyline before parting again.
Background Sound:
Natural ambience only: faint wind, fabric flutter, street noise, muffled music. No added score.
引用:https://cookbook.openai.com/examples/sora/sora2_prompting_guide
Sora2の応用例
リファレンス
Sora2で画像を参照させて動画を作りたいなら、
キャラクターシートを使うのがオススメです。
こちらのキャラクターシートは、Nano Bananaで作りました。

ただし、そのまま出力させようとすると、キャラクターシートのまま動画を作ってしまいます。
なので、プロンプトに「最初のフレームをすぐに削除する」という言葉を入れるのがコツです。
こちらは、「ざすこ」さんのプロンプトを参考にさせていただきました!
近未来のサイバーパンク都市の物語。 違法なデータを持ち出した主人公が、監視ドローンと戦闘ロボットの群れに追われながらネオン街を逃げ回る。 雨に濡れた路地、光るホログラム広告、火花を散らす電線、迫りくる機械の影から必死に逃げ、攻撃をかわしながら生き延びる緊迫の複数カット。参照画像はキャラシートなので最初のカットに使用しないでください。
マルチショット
マルチショットとは、一つのシーンが複数のショットで組み合わされていることです。
プロンプトに、[CUT] や [SHOT] と入れて、シーンの説明をすることで複数のショットを作ることができます。
ハンドヘルドカメラが、夜明け前の霧に包まれた廃墟の都市通りを進む、鋭い目をした疲れ果てた生存者を追う。 彼女の肌は汚れ、衣服は擦り切れ、長い生存の末に傷んでいる。 彼女は錆びついた壊れた車の横に身をかがめ、荒い息をつきながら、不安げに周囲を見渡す。
[CUT] 視点ショット。霧が放棄された車の間を漂い、その中にかすかな影が動く。低い唸り声が遠くから響く。
[CUT] 生存者の顔のクローズアップ。緊張した表情で、視線を地面へと落とす。
[CUT] 彼女の視点。六フィート先の地面にAK-47が落ちている。銃身にはひびが入り、テープで無理やり固定されている。
[CUT] 再び生存者。霧の中を見上げる。 [CUT] 霧の中から無数のゾンビたちが現れる。 灰色がかった肌、痩せこけた体、裂けた服、むき出しの鋭い歯。
[CUT] 生存者は絶望的な表情でAKに向かって飛び出す。
[CUT] ゾンビたちはさらに近づき、囲むように迫る。
[CUT] 彼女は立ち上がり、AK-47を握りしめ、狙いを定めて引き金を引く。
スタイル: ハンドヘルドカメラ撮影、35mmフィルム、彩度を抑えた色調、深いコントラストと重い影。
おまかせ
シーンやストーリーなどを「Sora2」に任せることもできます。
こちらは、「SEIIIRU」さんのプロンプトを使わせていただきました!
【ジャンル】アニメ映画風。
【シーン】ダンスシーン。
【インプット画像】キャラクター参照用。
【キャラクター】インプット画像を参照。
【キャラクター動作】キャラクターに適した動作。
【キャラクタースタイル】2Dアニメスタイル。
【開始】最初の数フレームはカット。
【場所】ずっと同じ場所。
【場所(背景)のスタイル】リアルな現実世界。
【時間や気候】ランダム。
【カット割り】マルチカット。
【カットタイミング】おまかせ。
【カメラアングル】バリエーション豊富にして。
【カメラモーション】バリエーション豊富にして。
【ライティング】おまかせ。
【影】その場所に適した影をキャラクターにつける。
【エフェクト】TikTokエフェクト。
【フレームレート】240fps。
【ストーリー】おまかせ。
【セリフ】おまかせ。
【効果音】おまかせ。
【BGM】おまかせ。
フェイク動画への注意喚起
Sora2をはじめとする最近の動画生成AIでは、本物のようなフェイク動画を簡単に作れる時代になりました。
このような技術は、映画やエンタメの世界で活用される一方で、詐欺やデマなどに悪用する人が必ずいます。
この対策としては、視聴者のリテラシーを上げるぐらいしか、正直なところ思い浮かびません。
たとえ、有名人や著名人の動画であっても、安易に信じないようにしましょう。
そして、世の中では、生成AIについて詳しくない方のほうが多いと思います。
なので、家族や友人にもフェイク動画は簡単に作れてしまうことを教えてあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「Sora2」について紹介しました。
Sora 2の登場は、映像制作の民主化をさらに加速させる出来事と言えます。
クリエイターだけでなく、企業のプロモーションや教育現場など、幅広い分野で活用が進むことが期待されます。
プロのような映像を誰でも手軽に作れるようになった一方で、
フェイク動画などのリスクも増えています。
便利さと責任のバランスを意識しながら、Sora 2を安全かつ創造的に活用していきたいですね。
コメント